2017年06月30日

「成長神話」の時代は過ぎたのでは!

田舎町の自然に囲まれた里山の天上界とも言える利他村から地上界の昨今の政治や経済の様子を見る「下界には戻りたくないな〜」との思いに駆られます。

 バブル崩壊から低迷してしていた日本にあって安倍政権が誕生して「アベノミクスによる成長戦略」を掲げて長く続いて来ましたが人々には実感がなくどうも失敗に終わっているようで、そもそも「成長神話」の時代は過ぎているのではと思えてなりません。

 グローバル化した世界にあって「競い合いによる成長」を進めると当然に多国籍化した企業がますます豊かになる一方で国内ではグローバルなコスト競争にさらされ給料を上げることも出来ないで非正規社員の割合を増やすしかなくその結果1:99と言われる格差社会が生まれ、また貧しき層の不満を背景にした「テロ」が生まれ全体として経済の成長が止まるようになり「成長神話」による国つくりはもはや限界に来ているように思います。

 しかし安倍政権が進めようとしている「美しい国」は、どうも一昔前の先祖返りのような力を背景にした「成長神話」を掲げての「富国強兵・殖産興業」の国つくりのようで、そのために主権在民・基本的人権・平和主義を基にした「立法・行政・司法の三権分立」をも歪め権力の一局集中と第四の権力と言われるマスメディア支配によって国民に対する情報操作と監視を強めながら言わば「独裁政治」に繋がるような「権力者にとっての美しい国つくり」を国民に強いるようになり、まさにワイマールの民主主義憲法の中で生まれたヒトラーの独裁政権と同じ流れのように見えてなりません。

 そもそも今の世界は一昔前のような列強国が軍事力によって植民地を広げ資源や食料を確保することで自国の利益を得ることなど出来なくなっており、拡大させる植民地はもちろん資源や食料を増産させるに相応しい土地も限られ「成長神話」と力を背景にした競い合いによる成長を求めることは「終わなき対立・紛争・戦争」を生み出ししかなく進化している近代兵器にあっては「戦争」になれば勝者敗者はなく全体を崩壊させるしかないように思います。

 世界の人口が70億人を超えている現在、格差が拡大し固定化する中で自然環境の変化も相まって食料を得られないために亡くなる人々や食料を求め移民せざるを得ない過酷な状況が進行していますが、そのような世界にあって70億人の人々が存在し増え続けていけるのは、まさに天が何時も地球上で人口に見合った食料を生み出す自然界を準備していると同時に人々をして科学や技術力をもって食料を増産させる力を与えているように思えてなりません。

 そのような天の恩恵を受ける地球にあって、もはや限界に来ている「成長神話による競い合い・奪い合い」ではなく天が与えている自然界と人の能力をもって新たに「分かち合い・与え合い」の新たな世界にシフトアップさせるしかありません

 天上界のような利他村から覗いてみれば「戻りたくない競い合い・奪い合いの下界です」がただ眺めていても楽しい下界は見えてきませんので、まずは利他村から「分かち合い・与え合う共創による共同体つくり」によって「戻りたい下界へのひな形」つくりを共鳴し合う仲間と共に始めることだと思っています。

 そしてこのような仲間が世界や日本の至る所から生まれてくれば新たな時代が生まれるようにも思っています。
posted by コ−エン at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記