AI(人工知能)の急速な進化には驚くばかりでチャットGPT(人の質問にビッグデ−タ−デからAIが間を置くことなく会話のごとく答える)は2045年に予測されていたシンギュラリティー(AIが人知を超える社会)が数年後には実現しそうで、そこからは社会の機能の殆どが人の手から離れ2001年宇宙の旅の人工知能「ハル」ようになり、人々の生き方や価値観が大きくかわるのではと思えます。
社会の機能が人からAIやロボットに委ねられるようになり、労働で所得を得ることからベイシックインカムで国から一定の通貨が給付され、AIやロボットが創りだした食料やエネルギ−で安定した生活ができるようになるのはまさに物質的なユ−トピア社会の実現だと言えます。
しかし素晴らしい物的世界が間近に来るにも関わらず現状の世界は格差が拡大しつづけ争いが絶えず、軍事力の際限の無い競い合いが行われ「核」の使用もありうる状況にありながら自浄作用能力も働かないのは「確実に間違っている!」としか言いようがありません
何時も同じことを書いていますが、物の豊かさの競い合いに勝利した一握り富裕層がトリクルダウンさせることなく、さらなる富を求め力を強めそれらの富裕権力層(ディ−プステイト)が裏(闇)から世界を支配しているからで、今からはさらに進化し続けるAIやロボットを支配下にして超管理のワンワ−ルドの確立に突き進むとしか思いつきません。
そのような未来社会は1%富裕権力層にとってはユ−トピアであっても99%の私たちはたとえパン(食)とサーカス(娯楽)が与えられ生きることができたとしてもそれは家畜人間のデストピアの暗黒世界であるのも言うまでもありません。
ただ、その1%富裕権力層(ディープステイト)の存在を99%の人々が洗脳も含めて許容していることも原因であって、人としての真のユ−トピア世界を創り出すには、人々が物の豊かさを良しとするだけではなく心の豊かさを基礎にした物と心のバランスのとれたあり方への意識変革と価値観が生まれない限り難しいと思っています。
日本には科学技術を進化させ物の豊かさを生み出した物質文明とは次元の異なる争いの痕跡(人骨に争いの傷)のない平和な時代を1万年つづけた「縄文時代」があったと言われています、その世界はまさに自然と大宇宙と一体(共生)し、和の心と分ち合いが当たり前の世界であったからだと思っています。
現状の人々の価値観から縄文時代の人々の精神性に原点回帰するのは至難のこととは思いますが、そのような精神性を持った人々がAIやロボットを活用し共生できるようになれば真のユートピア世界が実現するのではと思っています。