コロナの発生やコロナワクチンと超過死亡増大との因果関係も明らでなく、ウクライナ戦争も欧米諸国や日本はロシアの侵略を批判しながら和平ではなく武器提供を行い終結を長引かせ、世界の銀行倒産が始まり基軸通貨ドル支配が崩れつつあり、覇権国アメリカの力が弱まり台頭するロシア、中国・インドなどユーラシアと途上国BRICS諸国へと覇権の大転換時期に入っています。
そんな世界の大転換期にあって日本の経済成長は途上国以下になり、少子高齢化と食糧自給率が37%で正に国難にもかかわらず、政治は国民の生活と命を守るのではなく、アメリカの軍事戦略に従い「戦争放棄と平和憲法下での専守防衛」の国是を近隣の中国・北朝鮮・ロシアからの恐怖を駆り立て「敵基地攻撃をも可能に戦争の出来る国」に大きく国体を変え防衛費を倍増させその財源に増税路線を推し進めようとしています。
戦前回帰の軍事強国を「美しい国」とする清和会の安部政権以降の国創りに「軽装備で経済優先」を進めて来た宏池会の岸田政権が「新しい資本主義」と「格差の是正」と「聞く耳を大切に!}を掲げて国民に期待をさせたものの、それは全くの言行不一致で、さらに敵基地攻撃と兵器の高額で買い取りを強行し、国民の大半が希望しないが国にとって管理し統治する手段でもあるマイナンバーカードを強行するなどアメリカ配下の忖度首相としか思えません。
そんな与党にあって「平和の党」を自認していた公明党も言行不一致で軍事強国路線を押しとどめることなく組みしており、野党にあっても与党に賛同するような党や野党議員などもあり、国民の生活と命を守るため統一して阻止し人々をリードすることが出来ないでいることもあて、人々の政治への不信感から投票率の低下が進み国民自体も為す術を失った状態に至っています。
このような閉塞感な状態にあって、投票率低下も自民党には幸いし自民党内での最大派閥の清和会が力を持つ自民党(国民の約25%の支持)が小選挙区(選挙区から一人しか当選しない)制度が働いて、実質的に清和会支配の国民の25%支持の自民党がバラバラの野党乱立に助けられ過半数の当選者を得て強権政治が続けられる最悪の状況が出来上がっています。
日本は本来「和を重んじ伝統文化を大切にする精神性の高い国」で他国を侵略して破壊するのではなく他国の文化伝統を尊重しそれを日本の風土に合わせて抱合して来た国で、そのような精神性を持つ人々が世界に類を見ない天皇を精神的権威者として君民共生の国をつくり、それを守ろうとするのが本来の保守本流(右の思想)だと思っています。
現在の軍事増強による国つくりは天皇の権威を神格化して統帥権者に祭り上げ、列強の欧米諸国と互して植民地獲得のために他国を侵略することをいとわなかった軍国主義(全体主義)の在り方で本来の保守が描く「美しい国」では決してありません。
逆に戦後民主主義を掲げ労働力しか持たない弱い立場の労働者が資本家に対し団結して万国の労働者が連帯するのは正しい姿です、しかし労働側の権力者間で覇権を争い粛正や弾圧によって創りあげた共産主義国家(全体主義)はそれは本来の民主主義(左の思想)ではなく「美しい国」では決してありません。
「美しい日本」は地に住み営む人々(民)の生活と命を守り、徳ある人(天皇のような)が天に祈りつなげ、その権威と言葉をトップダウンとして受け入れ、地に住む人々(民)はその言葉を大切に知性と理性をもって議論を尽くし民主主義のルールによってリーダー達を選び、そのリーダー達が現実の世界に生じる問題を主義主張をもって語り合いボトムアップをもって人々(民)が豊かになるように解決し合う国の姿だと思っています。
「美しい世界」は日本の伝統文化を他国に示し他国の文化伝統を尊重しながら互いに互しながらの百花繚乱の世界を創り合う姿だと思っています。
「抑止力のための兵器の競い合いの先は戦争しかなく」「破壊力が究極化した兵器は必ず何かの切っ掛けですべてを破壊する」「武器の無い平和」を進めないと未来は無い」のでは? と思っています。