2025年08月31日

多党化による多様な価値観による連立政権の時代に!

大きく変化する社会に対応ができなくなっている与党や野党の既存政党に期待が持てなくなった人々が新たなリーダーや新たな政党に期待するようになっているのは昨今の選挙の結果を見ても明らかです。

 そのような流れにあって資金も組織もない新たなリーダーや新たな政党が情報化時代のSNSを活用した選挙戦略で古い選挙戦略の既成政党を凌駕し二大政党による政権交代ではなく多党化による多様な枠組みの連立政権の時代を創り出しているるように思えてなりません。

 私自身は戦後の民主主義の中での復興と成長の時代を富裕層ではなく貧しき人々(庶務)の側での生い立ちもあって革新的な物の見方考え方を持つようになり、その後高度成長で物が豊かになり飽食の時期にはいり次第に精神的なあり方を求めるようにもなり、そして低成長で成熟期に入り高齢期を迎えた今物と心のバランスのとれた在り方を良しと思うようになっています。

 このような価値観を持つようになっている私は多様な価値観での多党化の流れは理解で来るもののさりとて大衆迎合的で論理性の乏しいキャッチフレーズで人々を誘導し支持を広げるような政党には危険なものを感じています。

 断定はできませんが保守的なキャッチコピーでSNSを活用して大幅な議席を獲得した参政党には自然農法やコロナワクチンについて共鳴するところはあるものの「国民主権から国家主権そして象徴天皇から天皇主権の憲法草案」などは戦前回帰そのもので平和と幸せを求める人々(庶民)が願う国つくりとはまったくの逆で、ややもすると理想的な民主主義と言われたワイマール憲法下でキャチフレームの主張により人々を誘導し熱狂的な支持を得てユダヤ民族排他を推し進め軍事独裁国家を創り出したヒトラーのような危険なものを感じざるを得ません。

 近代的な戦争になれば進化し続ける核・化学・生物兵器と無人兵器による殺戮にあって敵味方はもとより世界の崩壊は明らかで権力を持つトランプ氏の「力による平和」もまた容認されている「抑止力による平和」も「平和」よりも何かの切っ掛けで「戦争」に繋がり、未来は無意味な戦争での防衛や攻撃準備ではなく平和を目指す交渉と協定(条約)を推し進めるしかないと思っています

 現在の世界の危機の根本原因は「物の豊かさを競い合い成り立っている世界」から必然的に生ずる「貧富の格差」でしかも「新自由主義でのさらに経済」の今日にあってそれがさらに増幅し固定化しているにも拘わらず世界の既成政党すべてが解決能力も未来創造能力も出せなくなっている末期状態にあるからだと思っています。

 世界の多党化の流れはそのような閉塞感の中での新たな息吹の芽そのもので中には時代逆行の政党も生まれますがやがては淘汰され新たな創造的価値観に行き着き未来が開けるのだと思っています。
posted by コ−エン at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記