未知なる新型コロナも少しずつ明らかになり、ワクチンの開発も急ピッチで進んでいますがまだまだ収束の目途がたたないままで感染拡大が続いています、おそらく収束には2〜3年はかかるだろうと大半の人も思っているのだろうと思います。
そして殆どの人は新型コロナによって社会が大きく変わるものの収束後の世界について変化はあるものの過去の延長線上の世界が再生されると思う人が殆どだろうと思っています。
しかし、どうも今回の新型コロナ感染症は14世紀のペスト(黒死病)や20世紀初頭のスペイン風邪で世界が大きく変わったのとは比べようのない過去の文明そのものを前後裁断させるような大転換起爆剤になるのではないかと思っています
すでに世界はコロナ以前から何らかの切っ掛けで金融破綻から経済恐慌に入る状態だと言われ、温暖化と地球自体の変動期もあって未曾有の自然災害も多発しており、物の豊かさを求め成長した物質世界そのものの「限界」が明らかになりつつあったところに生じた新型コロナは、まさしくシュメール文明より始まった「知の文明」そのものの終演を後ろ押しする見えざる神の手のように思えてなりません。
穿った予測と言われることは承知で続けますが、今回の新型コロナを俯瞰的に文明の転換期に生ずるものと捉えた時に、今からしばらくは(おそらく最低10年は!)崩壊の危機を乗り越え新たな文明に相応しい世界入るためにそれぞれが過去のあり方を前後裁断する覚悟と決断をした上で試行錯誤しながらも能動的に進むしかないように思っています。
さらに続けますと、新型コロナで生ずる崩壊の危機によって、戦後の働く場もなく食料もななく国にも依存出来ない状況に陥いるのは確実で、可能な限り個々での「食糧の確保」のための「自給自足」と社会の世相も大きりく変わることから「信頼し合え分かち合える利他の心を持ち合う仲間」を持つことが生き抜くための必須の要件になると思っています。
そして危機を乗り越えた後に始まる新たな世界は、高度な科学や通信技術がさらに発展してグローバル化していますが、それはの物の豊かさを競い合うグローバル世界での一部の富裕権力層の道具としてではなく、民の豊かさのためのグローバル世界の道具として、また人々の価値観も自然破壊を伴う物の豊かさではなく自然の一員としての自然と共生する豊かな精神性を持った高い文明世界だろうと思っています。
そのような予測をした上で今からの最低10年の期間は「食料の自給」の準備と「分かち合いの利他の心を持つ仲間」を創り合いながら、「自然との共生」「宇宙との共生」そして人々との「共創共生」への価値観に意識変革するお試し期間で、その期間のあり方でそれぞれの未来が決まるのだと思っています。
利他村はそのような危機への準備と未来志向の仲間のコミュニティーつくりを目標に試行錯誤しながら取り組んでいます。
2020年11月30日
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