2021年12月31日

年頭所感

 明けましておめでとうございます、

 コロナも感染力の強いオミクロン株が広がっているものの100年前のスペイン風邪と同じように3年で収束することを願っています、しかし里山より私見ですが収束後の今年は日本も世界も大きな変化の始まりが見える年のように思っています。

 それは新世紀の約20年過ぎ頃から始まる世紀への変化が見え始めることと、それ以上の約6000年前のシュメ−ルに始まった文明そのものの大きな変化が見え始める年のように思うからです。

 シュメ−ルからの始まった文明は「物の豊かさに比重を置いた競い合いを成長神話として自然を克服(破壊)し科学技術を進化させて創り上げてきた文明」で今からも「AI(人工知能)やロボット技術を飛躍的に進化させ2045年の技術的特異点(シンギュラリティー)を境にそれらの技術が人類に代わって文明の主役として2050年までに人の身体・脳・空間・時間の制約から解放された社会を実現させる「ムーンショット計画」が立てられ、国連ではSDGs(持続可能な17の開発目標)を掲げての未来社会つくりが始まっています。
  
 しかし、成長神話によって創り上げた現代文明は一方では「貧富の格差の拡大」や「分断と対立の助長」などの負の遺産を創りバランスを失っていますし、そもそも「人や自然を競い合いのコスト」として成長してきた植民地もなく自然資源も枯渇して「成長神話」そのものが限界にあり、またその限界を高度な科学技術で乗り越えようとしているものの「物質世界での勝者」による支配構造が続く限り「成長神話」のままでの未来社会は「バベルの塔」のように崩壊するのはそれこそ自然の成り行きだと思っています。

 勿論、人々に与えられた思考する能力(知恵)をもって物の豊かさへの欲求をAI(人工知能)やロボット技術を進化させて満たすことも人々の自然な姿で大切なこは言うまでもありません。

 しかし人は肉体(物)の欲求を満たすだけでなく精神(心)の豊かさを求める存在で、心の向上が伴わない物への欲求を満たすことだけに知恵を出すのは、クリスチャンでなくとも、まさに禁断の実を食べた「原罪」そのもので、その「原罪」を十字架で贖ったキリストの「人類への愛」を無にする、サタンの誘惑に負ける「悪ある行い」としか言いようがありません。

 そのような思いもあり、「お花畑つくりの思い」と言われるのは勝手ですが、コロナを契機に流れが、シュメール後の「心の豊かさよりもり物の豊かさに比重を置いて創り上げた成長神話の文明」の流れが終焉に向かい、人々の価値観の変化と共に「心に比重を置いた物と心のバランスのとれた調和ある文明」への流れに変わり始めるのが今年だと思っています。

 さらにコロナ後の近未来世界は、地球環境の変動による自然災害が多発し、行き場を失っている金融資本主義による経済破綻やそれらをきっかけに紛争や戦争にも起こうるなどで物質文明の壊れ行く流れも明らかになるのも今年だろうと思っています。

 利他村にはそのような文明的な変化と近未来の危機感を持っている仲間が多くいますので 今年も「「物と心のバランスの取れた愛ある共創共生のコミュニティ−つくり」を旗に仲間たちでお米作りを基本にして自給自足と人間性豊かなバランスのとれた共同体つくりの「夢」をもって地道な取り組みを楽しもうと思っています。

 本年も、相変わらずご指導とご支援を頂けますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
posted by コ−エン at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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