2024年08月28日

「利己的な時代から利他的な時代に!」

約6,500年前の世界最古のシュメール文明から「物の豊かさの競い合い」に比重を置いて成長発展した文明が20世紀末頃に「成長の限界」を迎えたと言われ、昨今の世界の現実を見ると未曾有の自然災害が多発し、疫病パンデミックが重なり、実体経済とかけ離れグローバル化した金融経済の破綻も危惧され、世界各地で止むことなき戦争はさらに核.生物.化学等とAIによる無人兵器などの殺傷兵器の拡張競争が行われ、正に「物質文明」の未来に多くの人々は危惧を感じながら崩壊の流れの中にあるようにように思っています。
 
 浅学承知の私見ですが「時間と空間の有限の世界」の中で「肉体」を持って生きている人々はその肉体を維持するために「衣食住」に必要な物を「利己的な思い」で「競い合う」のは人の自然な本能欲求です。

 その「豊かさな物の競い合い」によって生じる「敗者」は「勝者」に従い忖度して「肉体」を維持しようとするのも自然な肉体維持欲求です。。

 人々の肉体維持欲求により「物の豊かさ」を求め「競い合う」ことによって自然環境の変化や次々生ずる疫病に耐え抜き「知力」をもって豊かな物つくりの道具を次々と創り出し人々間や集団間さらに国家間で優勝劣敗を繰り返し創り上げたのが今日の物の豊かさに比重を置いた「物質文明」です。

 その「物質文明」の成長カ−ブが20世紀末に頂点に至り世界全体が自浄能力機能を失いダッチロ−ルしながら下りカ−ブに入ったのが今日の現況のように思っています。

 本来人は「肉体」と「精神(心)」もつ存在で「肉体維持本能」から生じる自然な「物の豊かさの競い合い」が行き過ぎると「精神(心)」の「利他(愛)の思いが働き「競い合い」から生ずる「貧富の格差」を是正し「自然破壊」を止め進歩と調和のバランスを保ち「時空間の有限世界」に肉体をもって生きることのが本来人の歩み方だと思っています

 残念なことに成長の頂点にある現況の「物質文明」は「利己的な思い」による「競い合い」波動が席巻し人々も集団も国家も自浄能力を失わせ「利他(愛)の思い」を抑止する雰囲気の世界になってなって新生する未來創りエネルギ−を生み出せなくなっているのではと思っています。

 特に人が持つ「知」はAIや量子力学によって高度な科学技術を創り出し「物質文明の限界」を乗り越えようとしていますが、それらは本来人が持つ「精神(心)」にある「利他(愛)の思い」は無く、あくまで人の道具であって「愛」のない「知」は崩壊の道具にもなりかねないのです。
 
 「利己的思い」が「利他(愛)的な思い」を凌駕し自浄作用を失った世界は「自業自得」の因果どうりになるか聖書のノアの大洪水のごくに、また「知」による高度な科学技術の高慢な在り方は「バベルの塔」のごとく神の裁きになるかだと思っていますのが、何はともあれ文明の転換期にあっては「利他的(愛)の思い」が「利己的な思いを抱合し新生する文明」にたどり着くことを目指し「人事を尽くし天命を待つ」で同じような思いの人と仲間になりながら歩むことだとだと思っています。

posted by コ−エン at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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