「成長」なければ「資本主義」は成り立たない世界にあってまだまだAIや科学技術の進化など「成長神話」が世界を席巻しています。
しかし「成長」により自然破壊がどんどん進み世界中で未曾有な自然災害が多発するようになり資源や領土の奪い合いによる紛争・戦争は収まることなく殺戮兵器開発競争が激化して世界大戦に向かえば成長どころではなく、また「成長」は優勝劣敗の競い合いから貧富の格差が生まれ現在それが拡大し固定化しつつあります。
本来、「成長」に伴う「不経済」には何らかの自浄作用が働きますが、成長が行き過ぎ各国の政治経済共に「自浄能力」が働かなくなり「混乱」が進み「成長の限界」を迎えている様にも思えてなりません。
それは「農業分野」を見ても同じで、長い歴史の中で「太陽と土と水」の恩恵の中で労働集約的に作られていた自然農法も「成長無くして農業もなし」のごとく「成長神話」に飲み込まれ効率性・収益性を求める資本集約的な農薬に変わり、やがてはAIとドローンとロボットを事務所のパソコンで操作する農法が当たり前になるのではと思っています。
肉体労働から解放される農業機農業農業技術の進化は望むものの農薬・化学肥料による農法は土の中の微生物を激減させ、田んぼからオタマジャクシも飛び交う昆虫類を絶滅させ、それらを含んだ水が流れる川や海の魚類もどんどんと絶滅が進んでいます
本来、農作物を始め昆虫や動物そして人は微生物から始まる生態系の有機的なサイクルの中を生存しその自然の摂理の中で自然治癒力を高め生きて来ましたが、ここ100年余り「成長」の流れが加速度的に速まり人口増加も伴って、穏やかな自然農法から農薬や化学肥料による多収穫農法にかわり、人々は無機質な食糧を栄養補助品(サプリメント)で補充をして生命を維持するようになって、おそらくその延長線上はAIとICチップとIPs細胞などの人工臓器と医療機器で生きるヒューマノイドのような人間になりかねないのではと思いたくない想像をしています。
世界が「成長の限界」をどのように乗り越えるか解りませんが、そのような無機質食糧と栄養補助品(サプリメント)で生命を維持するのではなく「無農薬無肥料による自然農法」が可能な場を見いだし自分で作る自給自足を目指して自然治癒力を高めようと思っています。
しかし、今年から始めた自然農法は周囲の農家が「農薬・化学肥料」による農法ばかりで、自然に発生する昆虫や害虫により周囲の農家に被害を与え不評を買い「村八分」なりかねなく、幸いそこまでは至らなかったものの不評の声もあり、また自然農法は手間もかかり人手も不足で思い通りには行かなかったことで甘くないことを思い知らされています。
来年は反省をし自然農法の知識を学び本来の「太陽と土と水」と「微生物を始めに成り立つ有機的な生態系による「農作物」を目指して、周囲の農家さんの「範」になるような作業力をつけ2から3年かかる微生物の豊かな土になるまで仲間と共に挑戦し続けます。
2024年09月29日
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